一般社団法人 沖縄青年会議所 理事長所信 For the future ~すべては未来を生きる人のために~
理事長 山内 道人


■はじめに

 私は学生の頃サッカー部に所属しており、サッカーが大好きで本気で高校までは死ぬ気でサッカーに励んだ。負けず嫌いな性格で試合に負けて悔しくて泣いた事もあった。とにかく夢中でボールを追いかけ、ひたむきに走っていた。あの頃を振り返れば、只々純粋なサッカー少年だった。やがて私は、社会に出て地域の市民となり、それなりの道を歩いてきました。 30歳の時、大きな転換期が訪れます。独立開業をして更なる大きな目標を持ちました。そのきっかけを与えて頂いたのが、沖縄青年会議所との出会いであります。私はこの組織から多くの気付きや感動を頂き、普段生活していれば経験する事のない素晴らしい体験をする事ができました。人は様々な体験や気付きを得る事で成長し、そして感動する事で夢や目標が生まれると思っています。今の私に大きな目標や、チャレンジを与えてくれているのが沖縄青年会議所であります。この組織を通して、純粋なサッカー少年だった、あの頃のように、様々な事へチャレンジし、目標へ向かって夢中になって走っていきます。

■地域の宝、地域社会への思い

 いつの時代も子どもたちには、様々な夢や目標がありました。そして、その夢や目標に向かって、真っ直ぐに取り組む姿勢こそが本来の青少年の姿だと思います。純粋で活力に満ちた子ども達は、今も昔も将来の担い手として期待される社会の宝であります。沖縄青年会議所は、この大事な子どもたちが様々なことにチャレンジし、好奇心が生まれるような事業を展開していくことで、未来を担う人財を育成していきます。また当青年会議所は、改めて「地域社会と歩んできたことに感謝し、さらなる地域社会の発展に貢献する」という思いを胸に、地域社会から必要とされる魅力ある組織をめざしていきます。本年度は、地域に根ざした例会、事業をとおして、よりよい地域社会づくりに取り組んでまいります。

■同じ志を持つ仲間、まだ見ぬ未来の仲間

 同志が集うかは、我々が地域の抱えている問題を的確に捉えるだけの 知識や見識を持ち合わせ、その解決に向けて、強い意志と実行力を 持ち合わせているかにかかっている。ここに組織の継続・発展の核心がある。 確かに組織である以上、数値的発展は質的向上をもたらすことは事実である。しかしながら、そのことに捉われすぎて、本来青年会議所のすべき学び舎としての日々の研鑽と事業をもって同志を増やすことを忘れてはいけない。本年度は、50パーセント拡大を目標に掲げ、また入会の浅いメンバーの資質向上に力を入れ邁進していきます。

■遠い地域で活動する兄弟の絆

 遠い地域で活動する兄弟の絆を忘れてはいけない、彼らがいるから力の源となり、彼らがいるから感動できる。決して絆を希薄にしてはいけない、まだ見ぬ未来の兄弟の為にこちらから歩み寄ろう。その為には、公益社団法人日本青年会議所主催の京都会議、サマーコンファレンス、全国会員大会、そしてJCI主催のアスパックや、世界会議など各諸大会に積極的に参画し、遠い地域で活動する兄弟達と共に切磋琢磨し、共に感動を共有する事で絆を育み、さらにはまだ見ぬ未来の仲間との出会いに感謝し絆を構築していきます。

■結びに

 人生は1度きりだ。もしあなたが決めたなら、それに向かって全力で走ろうではないか。
失敗してもいい。
全てが成果に繋がるから。
僕らは責任世代だ!
共に走ろう、すべては未来を生きる人のために。